スクリーニング検査から2次検査、内視鏡的大腸ポリープ切除術まで内視鏡医として、より専門的な医療を提供いたします。 また、内視鏡特殊光観察技術(狭帯域光観察 NBI:Narrow band Imaging)を導入し診断能力の向上を図り、より専門的な内視鏡診断および治療を提供いたします。
内視鏡観察中にスイッチひとつで、通常光から狭帯域光観察NBIに切り替えることが可能です。粘膜表層を高コントラストで観察でき、診断に重要な微細な模様をとらえ、微細病変や早期癌の診断に有効です。
胃カメラ・大腸カメラは電話予約可能です。
しかし、患者様の状態や持病などによって医師の判断のもと、検査ができないこともございますので、ご了承ください。
又、大腸カメラに関しては検査についての具体的な説明や、血液検査が必要なので、検査前日までに一度は来院していただく必要がございます。
3人に1人が、癌で命を奪われる時代です。
残念なことに、癌の100%の予防法は未だありません。しかし、癌が早期で発見されれば、ほぼ100%治すことが可能です。癌で命を落とさないためには、個々人が、定期的に検査を受け、早期発見、早期治療に全力を尽くすことが重要です。胃癌、大腸癌も早い時期に診断できれば、ほぼ100%治すことが可能です。より多くの人が、定期的に内視鏡検査を受けていただくことが重要です。
一方、内視鏡医は、可能な限り苦痛の少ない内視鏡検査を目指す必要があります。苦しい内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)は、多方面に弊害をもたらします。まず、患者さんに精神的、肉体的ストレスを与えます。血圧が上がるなど身体的変化も加わり、偶発症の危険性も増加します。
それだけではありません。「こんなきつい検査は二度と受けたくない!」と今後の検診を受けなくなったり、疾患の早期発見の妨げとなります。
もし、その人の話を聞いて「そんなにきつい検査なら私も受けたくはない」という人が出てくれば、弊害がどんどん広がっていきます。
これは、苦しい検査をしてしまった医療者側にも重大な責任があると受け止めなければなりません。定期的に内視鏡検査を受けていれば、早期に発見できたはずの疾患の診断時期を遅らせることになってしまいます。
多くの人が、意識をして胃カメラ・大腸カメラを受けるとともに、内視鏡医が、可能な限り苦痛の少ない内視鏡検査を施行することができれば、胃・大腸癌で命を奪われる人は、ほとんどいなくなると思われます。
私自身も毎年内視鏡検査を受けています。数年前に、直腸ポリープが見つかり、内視鏡的ポリープ切除術を受けました。経過をみるためその後は毎年検査を受けています。このように本人の検査を受けるとうい努力次第で胃癌や大腸癌で命を落とすことが、ほぼ100%防げます。命は1つしかありません。仕事や日常生活の忙しさに追われて、落としてしまっては悔やんでも悔やみ切れません。家族のためにも、40才を過ぎれば勇気を出して、胃カメラ・大腸カメラ検診を定期的に受けることをおすすめします。